和歌山県選手団決まる 全国都道府県対抗駅伝

 和歌山陸上競技協会(大桑嗣会長)は、 新春を彩る全国都道府県対抗駅伝競走大会(1月15日女子=京都、 同22日男子=広島)の県選手団を発表した。 各大会の実績や選考記録会の結果を基に男子13、 女子15人で編成。 男子のふるさと選手となるトヨタ自動車のベテラン浜野健(37)以外は、 男女ともに大学、 高校生を主体とする若いチームで、 全国高校駅伝に出場する男子の和歌山北、 女子の笠田勢や将来有望な中学生たちの活躍が楽しみ。

 大会まで約1カ月という短期間でのチームづくりは、 選手の体調管理も含め難しい点も多いが、 女子チームの中村、 男子チームの吉田両監督の手腕が注目される。

 本格的な練習は、 女子チームが23日から29日まで、 宮崎県での強化合宿に入り、 年始は4日から9日までの6日間、 紀三井寺公園補助競技場で合宿を行う。 合宿期間にコースでの試走も重ね、 1週間後のレースに臨む。

 男子チームは、 27日から29日まで会場となる広島で試走を中心に実戦的な練習を実施。 4日から6日までは和歌山大学での合宿を通しレベルアップを図る。 大会のエントリー選手は男子10人、 女子13人で、 ともに強化合宿後に決定する。

 第30回となる女子は、 西京極陸上競技場を発着点とする9区間42・195㌔で争われ、 県チームは第4回の5位を最高に10位以内を3回確保しているが、 前回、 前々回と連続46位と振るわず、 若い力の奮起が望まれる。

 第17回の男子は、 平和記念公園が発着点の7区間48㌔で熱戦が繰り広げられる。 第4回の26位が最高で前回は38位の県チームだが、 過去2回区間賞を獲得している浜野選手が、 前回も3区で区間15位(県勢トップ)と健闘。 ベテランの頑張りが高校生や中学生への大きな刺激となり、 新たな飛躍が期待される。 代表選手団は次の皆さん。

【男子】監督=吉田克久(和北高)▽コーチ=森端哲哉(野上中)雑賀秀和(亀川中)▽選手=《ふるさと選手》浜野健《大学一般》小松紀裕(東海大)中村悠二(山梨学院大)《高校生》寺内將人(和北)田林希望(同)谷山誠(同)楠岡佳一(同)小山祐平(日高)潰滝大記(笠田) 《中学生》橋詰大慧(下津二)若林誠二(同)才力隆男(同)森坂侑右(南部)▽支援コーチ=薮本圭司(高野山中)柏孝明(自営業)芝大輔(同)▽トレーナー=畑山大輔(角谷整形外科病院)

【女子】監督=中村勝久(和陸協)▽コーチ=鈴木慶裕(日高高)市川貴英(笠田高)▽選手=《大学一般》中野弥生(佛教大)古久保亜衣(京産大)菊地里江(松山大)堀木真由(和陸協)《高校生》岡﨑千佳(日高)岡﨑咲紀(同)脊古穂乃香(串本古座)永岡真衣(笠田)沼田祐里(同)川口智衣(同)上野幸歩(和北)《中学生》山本明日香(東陽)山本紗矢香(野上)津田夏実(西脇)鹿嶋栞名(明和)▽支援コーチ=入学遼治(津木中)堀木暢人(県農林水産総合技術センター)田中裕理(はまゆう支援学校)▽トレーナー=畑山大輔