雑賀男子2年ぶりV 和歌山県冬季ミニバスケ
小学生たちの元気なプレーが師走を彩る第38回県冬季ミニバスケットボール大会が23、 24の両日、 和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれた。 男女各22チームが参加。 男子決勝は雑賀 (和歌山市) が、 序盤から確実に得点を重ね48―27で田辺 (田辺市) を破り、 2年ぶり9回目の優勝を決めた。 女子決勝では名草MBC (和歌山市) が粘る黒江 (海南市) を38―32で振り切り、 初の栄冠を手にした。 女子3位に雑賀、 男子4位には黒江が入り、 優勝チームは3月28日から東京・代々木体育館で開かれる全国大会へ、 2位から4位チームは3月3、 4日に滋賀・野洲市での近畿大会に出場する。 しんぽう写真館はこちらから
◇男子決勝
雑賀48(18―6、7―5、15―6、8―10)27田辺
試合は1クオーター6分で行われ、 男女とも初戦から白熱したゲームが繰り広げられた。 男子決勝は過去10回で5回の優勝を誇る強豪雑賀と160㌢台の3選手を擁する田辺が激突した。 身長で劣る雑賀は開始早々から田林や藤田を軸に素早い攻撃と正確なシュートで、 田辺をほんろう。 第1クオーターで12点をリードし主導権を握った。 第2クオーター以降も雑賀は、 坂下や岩田らが積極的にゴールを狙い、 終盤まで田辺に反撃の機会を与えず圧勝した。
雑賀の永広コーチは 「いつも強いといわれるが、 ほとんどは6年生になって始めた選手ばかり、 年間100試合という実戦で力をつけてこれたのは、 保護者の支えがあったからだ。 決勝もみんなに楽しんでこいと伝えただけだが、 失敗しても一生懸命プレーした成果だ」 とし、 田林主将は 「優勝できてほっとしているが、 試合は楽しかった。 全国は、 レベルも高いがまず1勝したい」 としっかり目標を示した。