勝浦産マグロ使った弁当発売 ファミマ

 近畿2府4県のファミリーマート約1500店舗で、 南紀勝浦産のマグロを使った 「まぐろ角煮と鶏の西京焼弁当」(498円)が発売された。24日からは「焼きまぐろ弁当」(330円)も販売される。

 ㈱ファミリーマート (本社=東京都豊島区、 上田準二社長) は、 平成22年10月に県と包括的連携協定を結び、 その取り組みの一環で県産食材を使った商品の開発に取り組んでいる。 西京焼弁当は、 マグロをしょうゆベースの甘辛のたれで角煮にしてご飯に乗せ、 西京みそに漬け込んで焼き上げた鶏肉、 だし巻き玉子を盛り付けた。 焼きまぐろ弁当は、 マグロを塩だれに漬け込んで焼き、 さらに塩だれで和え、 玉子そぼろ、 野沢菜と一緒にご飯に盛り付けている。

 同社によると、 マグロは煮込むとぱさついてしまうため、 食感や味付けを良くするために開発に1年かけたという。

 同社広報は 「南紀勝浦は台風12号で被害を受けましたが、 地域に根ざした商品開発で地域の活性化につながれば。 全国有数の水揚げ量のマグロを使った、 和歌山以外の地域の人にも食べてほしい自信作です」 と話している。