「和歌の浦万葉薪能の会」に環境相表彰

 NPO法人和歌の浦万葉薪能の会(松本敬子代表)が、 長年にわたり地域の緑化や美化活動に努めたとして、 平成23年度環境大臣表彰の 「地域環境美化功績者表彰」 を受けた。 県内では同会のみで、 全国では15人と39団体が受賞(環境大臣表彰全体では37人、 65団体)。 18日に東京で表彰式が行われる。

 同会は平成11年から和歌山市の和歌の浦と能を核にしたまちおこしに取り組み、 12年から同市新和歌浦の高津子山を清掃し整備する活動 「高津子山を桜の山に」 に着手。 会員とボランティアが一緒に雑木や雑草を刈り取って遊歩道を整備。 数十年前は桜の名所だった同山の保全を続けている。

 松本代表(70)は、 「高津子山担当会員とボランティアの方々のおかげです。 街の人も喜んでくれたからご褒美をいただけた。 感謝です」。 同会会員で同山担当の服部薫さん(67)は、 「誰でも安全に歩ける道を今後も守っていきたい」 と話している。