通行量開催前の3倍 けやき大通り「手づくり市場
和歌山市は、 平成21年6月からけやき大通りの歩道上で開いている 「野外アートプロジェクト・わぁーと! 手づくり市場」 を来年度も継続する方向で検討していることが分かった。 現在、 月1回の開催だが人気店もあり、 通行量の増加が期待できるなど中心市街地活性化に効果的だと判断したようだ。
手づくり市場は、 和歌山駅前交差点から北ノ新地交差点までの約400㍍の歩道にブースを設置。 本年度は毎月第3土曜日に木工、 皮革製品などオリジナルアート作品を展示販売してきた。
市が平成19年8月から取り組んできた 「市中心市街地活性化基本計画」 の一環として開催。 そのため、 同計画が3月末で終了することを受け、 来年度は継続するかどうかが注目されていた。
まちおこし推進課によると、 設置可能ブースは110区画程度。 本年度は出展数の平均は約76区画となり、 前年度から10区画程度増えた。 通行量は平均2447人となり、 手づくり市場未開催時の通行量 (875人・平成20年6月1日調査) よりも大幅に増えている。
9月~11月は天候不良が重なり、 3カ月連続で中止になったが、 12月の開催時の通行量は2865人。 気候のいい4、 5月並みだった。 同課は 「3カ月連続で中止になっても人が減らなかった。 定着しているのだろう」 と見る。
ジャム販売店や木工製品販売店など、 人気店も出現し、 客からオーダーが入ることもある。 出展者からは 「人気店の近くに出展したい」 などという要望もあるという。 21日には約60ブースの出展で開催する。