江戸時代の医療紹介 県立博物館で企画展
江戸時代の紀州における、 医療技術の先進性を紹介する企画展 「江戸時代・医者のくらし」 が28日から3月4日まで、 和歌山市吹上の県立博物館で開かれる。 はり・きゅうの学習に用いられた 「人体模型」 や、 松に鶴亀といったおめでたい図柄が描かれた出産用の 「依懸台 (よりかかりだい)」 など、 非常に珍しい資料も初公開される。
江戸時代の紀州では、 華岡青洲はじめ多くの医者が各地で活躍していた。 展示されるのは、 それら紀州各地の医者に関する資料と、 医学と関係の深かった本草学 (ほんぞうがく) に関する資料45件74点で、 青洲筆の書や 「本草綱目」 (39冊のうち2冊)、 施薬広告ちらし、 百味箪笥 (ひゃくみだんす)、 畔田翠山自筆写本類など。
午前9時半から午後5時。 月曜休館。 音声ガイドもある (1台200円)。 ミュージアム・トーク (学芸員による展示解説) が次の日程で行われる。 28日、 2月5日、 11日、 19日、 25日、 3月4日。 いずれも午後1時半から (入館手続きが必要)。
詳しい問い合わせは同館 (℡073・436・8670)まで。