和大生と交流深める 中国の姉妹校が訪問

 中国の大連市にある東北財経大学の学生ら20人が15日、 姉妹校の和歌山大学 (和歌山市栄谷) を訪れ、 さまざまな会話を通して交流を深めた。

 東北財経大学は中国企業の協力で19日までの1週間、 日本の6都府県を訪れるという。 日中国交正常化40周年の節目を迎え、 さらに交流を深めることも目的の一つだ。 中紀バス㈱(本社=由良町、 高垣太郎社長)などが誘致した。

 両校は平成17年に姉妹校になった。 この日開かれた交流会では、 東北財経大学の学生らが和歌山大学の学生に対し 「放課後は何をしているのか」 「休日は何をしているのか」 など日常生活について積極的に質問。 「中国の女の子のイメージは?」 という質問には、 和歌山大の学生が少したじろぎながら 「かわいいけど日本人に比べて主張が強いように思う」 と答えていた。

 東北財経大学3年の段雪嬌(ダンセツキョウ)さん(22)は 「今回の訪問をきっかけに、 日本をもっと深く知っていきたいと思いました」 とにっこり。

 中国やアジアでの仕事に興味があるという和歌山大観光学部2回生の田中直視さん(20)は 「現地から突然来た学生たちなので、 留学生とは違った情報が得られた」 と満足そうに話していた。