国体会場「和歌山ビッグウエーブ」が完成
平成27年開催の 「紀の国わかやま国体」 に向け、 県が建設を進めていた 「武道・体育センター和歌山ビッグウエーブ」 が和歌山市手平に完成。 4日、 竣工式が行われ、 関係者や来賓がテープカットで晴れやかに祝った。 和歌山国体では柔道競技の会場として使用。 ビッグホエールで開かれる大会のサブアリーナとして活用され、 国際大会の誘致にも有力な施設となる。
老朽化の進む県立体育館や武道館の代替施設として、 平成22年3月から工事が進められていた。 隣接するビッグホエールはこれまで十分な広さのアリーナや観客席がありながら、 練習会場となるサブアリーナがなかった。 国際大会の主催者には敬遠されがちだっただけに、 待望の施設といえる。
総事業費約22億円。 鉄骨鉄筋3階建て、 高さ26㍍。 延床面積8129平方㍍。 可動式観覧席などを含めた最大収容人数は約2000人。 外観は、 黒潮を泳ぐクジラが上げた大きな波をイメージしている。
式典で仁坂吉伸知事は 「ビッグホエールとビッグウエーブで、 来るべき国体では絶対に優勝するという思いでみんなで頑張りたい。 この施設を利用し、 どんどん技を磨いていただきたい」 とあいさつ。 市立東和中学校2年生で柔道部主将の竹川勇次君が 「恵まれた環境の下で、 紀の国わかやま国体での男女総合優勝を目指し、 仲間と共に一層けいこに励みます」 と誓いの言葉を述べた。
施設の供用開始は4月1日。 同月中にはフェンシングの国際大会を予定している。