和歌山県警 第1次人事異動を内示
県警本部は16日、 警部以上 (一部警部補以下を含む)、 同相当職以上の職員を含む第1次人事異動を内示した。 発令は22日付。 異動の規模は、 配置換えなどが256人 (うち昇任43人)、 退職27人の総勢283人 (前年比37人増) で、任警視正生活安全部長に小河原史朗警務部参事官、 刑事部長に上岡洋一和歌山西署長が就任する。 大規模災害に迅速に対応しようと、 田辺署に管区機動隊を初めて分散配置する。
異動の主な特徴として、 大規模災害時に的確に対応するため、 警備課に災害対策を専従とする災害対策官 (警視) 1人と津波避難推進官 (警部) 2人を新設する。 津波避難推進官は、 本部と紀南地域で地理的条件の良い白浜署に配置。 同地域の災害時の初動対応力を強化するため、 管区機動隊を田辺署へ初めて分散配置 (小隊長以下1個分隊計7人) する。
また、 サイバー犯罪対策の捜査強化を図り、 警察官7人を増員。 生活環境課にサイバー犯罪対策室長 (警視) を専従配置、 サイバー犯罪対策室に特別捜査班 (警部以下4人体制) を新設し、 岩出・和歌山東、 和歌山西署の大規模署に捜査員各1人を増員する。
その他、 列車内などの子どもや女性の安全確保を期するため、 生活安全企画課の子ども女性安全対策室の班長 (女性警部) を鉄道警察隊副隊長、 班員 (女性警察官) を同隊員に兼務配置することで体制を強化。 湯浅署の留置施設を女性専用留置施設に変更する。
23日内示、 4月1日発令の第2次人事異動 (警部補以下の警察官、 同相当職以下の職員) は前年より170人多い約800人規模となる。 主な異動は次の通り。
【異動・昇任】
〈警視正〉刑事部長(和歌山西警察署長)上岡洋一▽交通部長(警備部長)山下晃司▽警備部長(警務部参事官兼首席監察官)瀧川泰弘▽和歌山西警察署長(交通部長)田村康雄▽和歌山東警察署長(刑事部参事官・刑事部刑事企画課長事務取扱)礒崎正三▽任警視正生活安全部長(警務部参事官・警務部警務課長・警務部会計課長事務取扱)小河原史朗▽任警視正警務部参事官兼首席監察官(岩出警察署長)小西順士▽警察学校長(警察学校長)松本渉▽橋本警察署長(生活安全部理事官・生活安全部少年課長)東山一樹▽岩出警察署長(交通部参事官・交通部交通企画課長事務取扱)亀位義之▽かつらぎ警察署長(警務部教養課長・警務部教養課術科指導室長・通訳センター長・事務取扱)桃井康▽和歌山北警察署長(生活安全部参事官・生活安全部生活安全企画課長事務取扱)溝端▽海南警察署長(警備部理事官・警備部機動隊長)坂部義人▽有田警察署長(警務部理事官・警務部監察課長)飯田好一▽湯浅警察署長(警務部監察官・交通部交通企画課交通安全対策室長事務取扱・交通部交通企画課次席事務取扱)谷岡雅邦▽御坊警察署長(出向・和歌山県)楠俊樹▽田辺警察署長(交通部理事官・交通部交通指導課長・交通部交通指導課駐車違反取締センター長・交通反則通告センター通告官事務取扱)室谷文男▽白浜警察署長(交通部高速道路交通警察隊長)浦誠伸▽串本警察署長(警備部理事官・警備部警備課長・大規模地震・津波対策プロジェクトチーム・リーダー)北出祐司▽新宮警察署長(警務部理事官・警務部総務課長)西村俊彦