高齢者に優しい取り組み きのくに信金に顕彰状
近畿財務局 (池田篤彦局長) は、 本年度の地域密着型金融の顕彰先として、 きのくに信用金庫 (本店=和歌山市本町、 香山正人理事長) の 「お年寄りにやさしい信用金庫のブランド化に向けた取組み」 を選び、 16日、 同店で顕彰状を送った。 同金庫が選ばれるのは2回目。
同局は平成20年度から、 金融機関の地域密着に関する先進的な取り組みなどを評価し、 毎年顕彰している。
同金庫は平成5年の合併時から、 「高齢者の暮らしに安心、 安全を提供するお年寄りにやさしい信用金庫」 のブランド化を目指して活動を展開。 各営業所での年金相談▽一人暮らしの高齢者を訪問する 「一声運動」 ▽手書きの年賀状や暑中見舞いを送付する 「一筆運動」 などに取り組み、 地域の高齢者との信頼関係を深めてきた。
池田局長は香山理事長に顕彰状を手渡し、 「信用金庫の規模や地域の実状を踏まえて工夫している」 とあいさつ。 香山理事長は 「これを励みに地域のために頑張っていきたい」 と喜びを語った。
同金庫は来月、 宮前支店に老後の生活設計などの相談に応じる 「お客様相談センター」 を開設予定。 さらに、 子育て世代を応援する 「子育て応援隊」 などの取り組みも進めていくとしている。
同局管内では、 他に㈱滋賀銀行と大阪信用金庫が選ばれた。