総勢2258人の異動発表 和歌山県教委

 県教委は26日、4月1日付発令の人事異動(総勢2258人)と組織改編を発表した。異動規模は事務局等職員が189人(前年度168人)、教職員は小・中学校が1651人(1677人)。県立学校が607人(538人)。学校や地域の活性化を図り、特色ある学校づくりを期待し、意欲のある人材を適材適所へ配置した。

 事務局等職員の異動は、配置換えなどが178人(うち昇格15人)、退職が11人。組織改編はなく、職員の増減もないが、平成27年開催の紀の国わかやま国体の総合優勝を目指し、現在27人いるスポーツ課に新たに8人を配置。競技力の強化を狙う。また、虐待などで一時保護された児童生徒の学習を指導するため、公立中学校から教諭1人を県子ども・女性・障害者相談センターに新たに派遣し、常駐させる。

 教職員の管理職の人事異動では、地域との連携を進め、リーダーシップを発揮できる人材を積極的に登用。創意工夫ある学校運営ができるよう配置した。小・中学校の異動は、退職者が23人減の359人。採用・昇任は72人減の333人。県立学校の異動は、退職者が30人増の168人。採用・昇任は9人増の161人。全体で女性校長は前年度より2人減の31人となった。