和歌山リトルシニア全勝V 関西春季ブロック予選

 全日本リトル野球協会リトルシニア関西連盟の第41回春季大会和歌山ブロック予選リーグ最終戦が24日、 有田吉見グラウンドで行われ、 和歌山が有田に5―2で快勝。 5戦全勝で優勝を飾り本大会切符を手にした。 第3戦では、 中野が粉河打線から10三振を奪い、 7―0の5回コールドとなったがノーヒットノーランを達成。 投打ともに順調な仕上がりを見せ、 28日に初戦を迎える全国選抜大会での和歌山ナインの活躍が楽しみ。

◇第3戦
粉河
000000
1033×7
和歌山
   (5回コールド)

◇第4戦
海南
000000
00427
和歌山
   (5回コールド)

◇第5戦
有田
00010102
000203×5
和歌山

 予選リーグは県内の6チームが激突。 初戦の由良を1―0、 第2戦の橋本を8―0と連続完封で破った和歌山は、 第3戦で粉河と対戦した。 先発のマウンドを任された中野は、 初回に2死から1四球を与えたものの、 低めの速球がさえ相手打線をほんろう、 圧巻だった5回の3者連続三振を含む毎回奪三振で、 ノーヒットノーランに花を添えた。 打線も中盤の集中打で、 着実にリードを広げ圧勝した。

 海南との第4戦は、 3回に早田の右前打を足掛かりに2死2、 3塁と攻め日高、 西山の連打、 相手失策などで4点を先制。 4回に2点を追加し、 5回には西山、 橋本、 北村のクリーンアップ3連打で1点を加え、 3試合連続のコールド勝ち。 守っても中野、 島本が完封リレーを披露した。

 予選リーグが始まって以来、 4試合22イニング無失点の和歌山は、 最終の有田戦で4回、 1死2、 3塁から失策で初の失点を許したが、 その裏、 捕手ではなく投手として先発していた西山主将の2点本塁打で逆転。 同点とされた6回には、 森茂の内野安打をきっかけに橋本、 塩谷の連続適時打などで一挙3点を加え5―2で有田を振り切った。
  
 西山主将は 「秋に続いての関西大会も頑張る。 出場を決めたことが選抜大会へのいい弾みとなり、 優勝を目指して全力で挑む」 とした。 ノーヒットノーランを振り返り中野投手は 「いつも通りの投球をしただけ。 選抜ではコントロールに気を付け、 最少失点でチームの勝利につなげたい」 と意欲を示した。