和歌山市学童野球 春季大会が開幕

 第43回和歌山市軟式野球連盟学童部春季大会・第19回㈱紀陽銀行杯争奪大会が、1日開幕した。 AからC級まで69チーム877人が参加。 せせらぎ運動公園で行われた開会式では、三田の堀内佑馬主将が、昨年起きた東日本大震災や県内に甚大な被害を及ぼした台風12号からの一日も早い復興を願い、チーム一丸となった全力プレーを誓った。 試合は各クラスの1回戦13試合が行われ、西支部新人大会を制した雑賀や前回準優勝の紀伊など、強豪が初戦で姿を消す波乱含みのスタートとなった。しんぽう写真館はこちらから

 開会式は、 前回優勝の貴志を先頭に、 はつらつとした選手たちの入場行進から始まり、 大橋建一市長や各小学校の校長らも激励に駆け付けた。

 学童部の田上英勝部長の開会宣言に続き、 香山正人大会長が 「待ちに待ったシーズンの到来だ。 皆さんの健闘を祈る」 とあいさつした。

 選手代表を務めた堀内主将は 「昨年の東日本大震災や台風12号の被害を受け、 大好きな野球をできない人たちがたくさんいる。 今僕たちにできることは、 一日も早い復興を願いながら一生懸命野球をすること。 お父さんやお母さん、 監督、 コーチに感謝し大切な仲間と助け合い、声を掛け合いながら全力でプレーする」 と、 チームメートと一緒に考えた宣誓を、 明るく元気な声で披露した。

 恒例の行進賞には、 3年連続の広瀬バンビをはじめ紀伊、 楠見が輝いた。 試合はA級の3位決定戦を含め67試合が行われ、 29日に決勝(せせらぎ球場など)となる。