紀北選抜とオーストラリアのラグビーチームが交流

 全国高体連ラグビー専門部の国際親善交流事業の一環として、オーストラリア・タウンズビル市のラグビーU―18チームは9~13日の5日間、県を訪れ、13日には紀北選抜チームと親善試合を行った。

 同事業での来和は2回目。選手26人、スタッフ4人が参加した。県の文化を学び、ホームステイやスポーツで交流を深めた。

 13日に和歌山市毛見の紀三井寺補助競技場で行われた親善試合は、県内5校から成る紀北選抜チームと対戦。試合は、体格で勝るタウンズビルU―18が紀北選抜を圧倒し、101―0で快勝した。

 カルム・スミス主将(17)は「ホストファミリーの方をはじめ、和歌山の人々は親切で快く迎えてくれた。交流を深めることができてよかった」と笑顔。近大和歌山高校の田中秀侑君(17)は「コミュニケーションの取り方が勉強になった。体が大きかったし技術も高くてすごくいい経験ができた」と話していた。

 同チームは同日、県を出発。今後は京都府、大阪府で交流を図るという。