那賀消防 南署の竣工祝う
老朽化に伴い昨年度から移転改築工事が進められていた、 紀の川市桃山町調月の那賀消防組合 (管理者・中芝正幸岩出市長) 南消防署の竣工式が13日行われ、 関係者らがテープカットで完成を祝った。 主に紀の川市の旧貴志川町と旧桃山町地区を担当。 支援車1台、 消防車3台、 救急車2台などが配備され、 災害に強いまちづくりへの貢献が期待されている。
完成したのは、 建物延床面積999平方㍍ (敷地面積2008平方㍍) の鉄筋コンクリート2階建て。 事業費は約2億2000万円。 新たに女性隊員用の仮眠室、 救急消毒室、 トレーニングルームなどが新設された。 3班26人が3交替制で任務に当たる。
式典には、 岩出市と紀の川市の市議会議員や消防関係者ら約80人が出席。 林照康消防長が 「本日の良き日を迎え、 職員一同は感激も新たに、 その責任重さを痛感しています」 とあいさつし、 廣橋宏彦南署長が 「災害に強い安全なまちづくりのために全力を尽くします」 と決意を述べた。
設計は阪中郁男一級建築設計事務所 (同市桃山町市場、 阪中郁男代表)、 施工が㈱丸善 (岩出市東坂本、 中林和子社長)。 丸善工務部の岡本敦永部長 (47) は 「耐震性を重視した造りです。 安全安心なまちづくりの拠点として活躍してほしいですね」 と話した。