上名手が初優勝 紀の川市スポ少ストロベリー杯バレー
紀の川市スポーツ少年団の第7回ストロベリーカップバレーボール大会が15日、打田体育館で開かれ、上名手が初優勝した。フルセットの接戦となった粉河との決勝は、第1セットを奪われながらも、6年生の谷本と居垣を中心に攻守にまとまり、ガッツあふれる積極的な攻撃と試合中に足を痛めながらもプレーした中山の頑張りが、チームを盛り上げ、見事な逆転劇で栄冠を手にした。しんぽう写真館はこちらから
那賀地方の男女合わせて12チームが参加、予選リーグ、決勝トーンメントで白熱した試合が繰り広げられた。
決勝は準決勝で中貴志をフルセットの末下した上名手と、初戦から全てストレートで勝ち上がってきた粉河が対戦した。粉河は序盤から、森のサービスエースや松本のスパイクで着実に得点を重ね、上名手の追い上げをかわし21―16で第1セットを先取した。
劣勢に立った上名手は、第2セットに入り、効果的なサーブでリズムをつかむと、谷本や居垣のスパイクがヒット。終盤は足を負傷した中山が痛みをこらえ、連続でサービスエースを決め、21―9で挽回、2試合連続のフルセットにもつれ込んだ。
第3セットは、両チーム一歩も譲らない激戦となったが、上名手は谷本の3連続サービスエースなどで4点差を付けると、中山のブロックや岡本のサーブがさえ、20―15で迎えたマッチポイントでは谷本の強打が相手コートにさく裂。新人大会に続いての2大会連続優勝を達成した。
上名手の中山桂子監督は「一生懸命練習してきた成果を、みんなが発揮した。攻撃でも1点ずつの積み重ねが、優勝につながった」とほほ笑んだ。優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。
《上名手》監督=中山桂子▽主将=谷本花織▽選手=居垣寧桜、中山楓子、岡本陽奈、宇野亜美、高橋未夢、中山薫、谷本皐月
《粉河》監督=亀岡秀樹▽主将=森茜▽選手=田中里沙、松本未有、西野知愛、亀岡夕蘭、井上華那、湯浅未来、岡野麻愛、亀岡柚、青柳優佳、田中詩乃