真っ白なナシの花 紀の川市の畑で満開

 全国有数の果樹生産地である紀の川市で、 ナシの花が見ごろを迎えている。

 同市風市の農家、 蔵端宏さん (70) 方の畑 (1500平方㍍) では、 80本のナシの木を栽培。 無数に咲く白い花の一つひとつに、 花粉を付けたはけで人工授粉させていた。 ことしは寒さの影響で例年より5日遅れの開花という。

 果実は7月ごろに収穫、 JA紀の里を通じて主に京阪神に出荷される。 蔵端さんは 「昨年は豊作だったのでことしも期待しています」。