成年代表ラグビーチーム強化へ 松尾コーチ就任
3年後の紀の国わかやま国体に向けて強化を図ろうと県ラグビー成年代表チームは、 日本ラグビーフットボール協会の松尾勝博氏(48) をアドバイザーコーチに招いた。 15日には、 大阪府熊取町の大阪体育大学で顔合わせを兼ねた練習会を開き、 強化に向けてスタートを切った。
松尾コーチは宮崎県出身、 同志社大学を卒業。 その後複数の大学ラグビー部のコーチを歴任し、 平成22年に同協会へ出向した。 ことし1月にはラオス7人制代表監督を務めた。
15日の練習会には、 20人の選抜選手に加え、 県立医科大学ラグビー部15人が参加した。 練習では7人制に必要な運動量を補おうとフィットネストレーニングを中心に実施。 映像を使った戦術指導もあった。
田中義人監督によると、 本年度は月に1回指導を受けるが、 以後回数を増やしていく方針。 県外の7人制大会に積極的に参加し、 経験を積んでいくという。
松尾コーチは 「個人が率先して練習に取り組むよう意識改革のサポートをしたい」 と展望を語った。 田中監督は 「紀の国わかやま国体では優勝を目標に、 チーム一丸となって取り組んでいきたい」 とし、 梅本将志主将 (34) は 「チーム練習も大事だが、 代表選手個人が自覚を持って日々トレーニングに励んでほしい」 と話していた。