A級は小倉が初V 和歌山市学童野球春季

 第43回和歌山市軟式野球連盟学童部春季大会兼第19回㈱紀陽銀行杯争奪大会の決勝が30日、 市民球場などで行われ、 A級は2死からの長打攻勢が光った小倉が7―0(6回コールド)で新南大新ファミリーズを破り、 初優勝を飾った。 小倉は2回戦から4試合連続の完封勝ちで、 新南大新とともに19、 20の両日、 東牟婁地方(くろしおスタジアム他)で開かれる県大会に出場する。 B級は貴志(2年連続10回目)、 C級は八幡台(11年ぶり2回目)が制した。しんぽう写真館はこちらから
◇A級決勝
貴志
2021027
0000000
新南大新
   (6回コールド)

 東支部同士の激突となったA級決勝は初回、 小倉が2死から死球で出た走者を2塁に進めた。 ここで主砲小﨑の放った打球が左翼手の前で大きく跳ね、 フェンスに届くランニング本塁打となり2点を先制した。 3回には、 2死3塁から山本大の右中間を破る2点本塁打が、 反撃の好機をつかみかけていた新南大新を突き放す貴重な追加点となった。

 4回には安藝の左翼線を抜く3塁打を足掛かりに、 西村の中前適時打で1点、 6回には相手失策から2点を加えた。

 守っては投打の主軸小﨑が、巧みな投球で、 新南大新打線を4安打に抑え、 2回の1死2、 3塁のピンチにも次打者を凡打に打ち取り、 得点を許さなかった。 3回に山本大の長打が飛び出しただけに、 両チームにとって2回の攻防が勝敗への大きなポイントとなった。

 小倉の松本監督は 「投手を中心に守備は安定しているが、 守りだけでなく、 ここで点がほしい時に打線が勝負強さを発揮した。 県では優勝を目指す」 とし、 山本浩主将も 「初回の2点でチームも波に乗った感じだった。 全国大会を目標に県でも頑張る」 と意欲を見せた。

 新南大新の先発マウンドを任された津熊主将は 「高めを打たれてしまった。 県大会ではいい投球をして、 決勝で小倉にリベンジしたい」 と雪辱を誓った。 両チームナインは次の皆さん。

 《小倉》監督=松本聡▽主将=山本浩司▽選手=小﨑嵩策、 西本拓未、 西村瑠衣斗、 中彌一輝、 山本大地、 松下晴紀、 安藝叡翔、 中田凱士、 山門巧、 根来和馬、 高野陽気

 《新南大新ファミリーズ》監督=浜田瑞則▽主将=津熊伊織▽選手=田伏悠人、 出口海聖、 川邊浩生、 有田鈴、 高見亮輔、 田中勇也、 冨髙翼、 横井祥、 野口拓己、 野尻拓実、 岩田陸久、 冨髙蓮、 大﨑英士