大矢、清水組2連覇 天長西日本ソフトテニス

 戦前から親しまれ、 86回を迎えた和歌山天長クラブ(渕上信行会長)主催の西日本ソフトテニス大会が、 このほど和歌山市毛見の紀三井寺公園コートを主会場に開かれ、 県勢ではシニア3部で黒潮クラブの大矢眞仁、 清水正章組が2連覇を達成した。 今回から新たに男子80歳・女子70歳以上のシニア7部が加わり、 ダブルス8部門に258人が参加。 白熱したプレーだけでなく、 長い歴史の中で育まれてきた 「絆」 が世代や地域を超えさらに深まった。 しんぽう写真館はこちらから

 大正、昭和、平成とさまざまな時代とともに継続されてきた大会は全国的にも珍しく、主催する天長クラブの努力とチームワーク、円滑な運営は、他府県から訪れる選手たちの注目を浴び、近畿や四国をはじめ愛知県や福井県、岡山県からの参加者も多かった。

 試合は一般男子と40歳から年齢別に区分されたシニア7部までの合わせて8部門で、それぞれ予選リーグ、決勝トーナメントが行われ、30歳代の力強いプレーやベテランの巧みな技、女性の爽やかな笑顔がコートを彩り、会場を盛り上げた。

 県勢は、シニア3部を制した大矢、清水組の他、シニア7部で天長クラブの松井哲夫さんが、ゆうがクラブの土橋佳代さんとのペアで準優勝、シニア5部で天長クラブの渕上信行、児玉敏貴組が3位と健闘した。上位入賞は次の通り。

 【一般男子】①筋師瑛(黒潮)坂口義広(第三銀行)組②土居久記(清流)田上恵司(かつらぎ)組③浜田正一(教友)守法篤(同)組、市野正義(黒潮)大倉一浩(同)組

 【シニア1部】①辻本誠(黒潮)名越以喜(愛好会)組②嶋田尚登(クリーン)玉井宏和(青葉)組③村田義和(県庁)前田高伸(青葉)組、角田拓也(クリーン)湯川昌彦(同)組

 【同2部】①中村篤正(田原本)鶴岡繁(奈良)組②谷本優(大阪OB)平野雄司(南大阪)組③宮浦武(ラリー)上田正明(ファミリー)組、小早川卓也(橿原)中井基雄(高商OB)組

 【同3部】①大矢眞仁、清水正章組②福谷道明(箕面)林久雄(吹田)組③前田豊城(香芝)山本吉昭(同)組、吉野功(南大阪)東好顕(堺)組

 【同4部】①中西敏之(松風)吉川章(川崎重工)組②大同康博(交野)西脇由男(豊中)組③菊地顕孝(豊中)朝倉良俊(河内長野)組、閨清吉(茨木)米田次男(同)組

 【同5部】①田治襄(大正)上野博造(大阪OB) 組②村山宣明(同)宮本洋右(同)組③渕上信行、児玉敏貴組、荷稲実(田辺)佐々木宗冬(串本)組

 【同6部】①吉田善輔(橿原)宮﨑博一(大阪庭球)組②若林博之(三木)中野雅文(宝塚)組③高田己喜夫(羽曳野)安田斉治(東大阪)組、荒井瑛郎(大阪OB)辻井平三(ゴーセン)組

 【同7部】①酒井賀代子(鳴門)峯満(阿南)組②松井哲夫、土橋佳代組③西浦史朗(御所)清水煥弘(郡山)組、市野紀子(岡崎壮年)伊藤良平(安城)組