海産物の販売強化 「わかやま喜集館」
県中小企業団体中央会は本年度から県のアンテナショップ 「わかやま喜集館」 (東京都有楽町) 物産販売コーナーの運営委託を受け、 これまで品数が少なかった海産物や水産物加工品の販売を強化しようと取り組んでいる。
同店は県の観光や特産品の情報発信の拠点として平成16年にオープン。 飲料品やしょうゆなど150社の450品目の商品が並ぶ (3月末現在)。
これまで東京都在住の法人が県の委託を受けて運営してきたが、 今回、 県内中小企業の組合を会員とする同会が委託を受けたことで、 商品調達から新商品PRまでの流れがよりスムーズに行えるようになった。
同会は今後、 設備の充実を図るなどして冷凍マグロやクエ鍋セット、 会員同士のコラボ商品などのアイテムを増やし、 マグロ解体ショーなどのイベントでもPRしていくとしている。
ことし4月単月の来客数は約7000人。 同会では「県内には特産品がたくさんある。 今まで扱われていなかったこだわり商品にも注目して和歌山の良さを多くの人に発信していきたい」 としている。