GW観光客89.9% 和歌山県内主要7カ所
県観光振興課は22日、ゴールデンウイーク(4月28日~5月6日)に県内の主要観光地7カ所を訪れた観光客は対前年比89.9%(8万3500人減)の74万5000人だったと発表した。宿泊客は同88.0%の17万4500人、日帰り客は同90.5%の57万500人。昨年より調査期間が一日少なかったことが影響したが、一日平均では和歌山市、白浜町、串本町で増加した。
連休中日に平日が挟まり、さらに2日に紀南地方で大雨洪水警報が発令されたことでキャンセルが相次ぎ伸び悩んだ。後半は天候が良く、紀南での熊野古道のウオーキングやキャンプ、海水浴などアウトドアを楽しむ観光客は多かった。
和歌山市は、宿泊客は前半厳しい状況で後半に集中したが同90・1%の8200人と減少。家族、カップルなど個人客が多く、団体客の割合が少なかったことが影響したとみている。日帰り客は同90・4%の26万4700人、総数は同90・4%の27万2900人だった。
白浜町では3日に海開きがあり、その後の天候が良かったことから海水浴客は好調で、日帰り客が増加した。串本町でも後半の天候が良く、キャンプやダイビング、釣りなどアウトドアを楽しむ観光客が多く見られ、宿泊客、日帰り客ともに増加した。
和歌山市の他6カ所の観光客総数は次の通り(かっこ内は対前年比)。
高野町=7万4200人(84.0%)▽田辺市龍神村=4万2000人(84.8%)▽同市本宮町=6万9000人(82.8%)▽白浜町=18万1000人(101.1%)▽那智勝浦町=6万5800人(75.6%)▽串本町=4万100人(101.3%)