日本病院会の「電子レセプト」事業紹介
県病院協会は19日、 和歌山市七番丁のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山) で第69回通常総会と特別講演会を開き、 会員ら約130人が出席。 日本病院会の大道道大副会長が 「中小病院経営支援事業について」 をテーマに講演し、 同会が現在試行している 「電子レセプトデータ活用システム」 を紹介した。
同システムは患者の情報を電子化し、 個人情報以外の年齢、 地域などの情報を全国から集計、 活用するもの。 同会が全国の病院から集まったデータを処理・解析し、 診療圏ごとなどに統計したデータとして各病院へ送信。 データは各病院で自由に活用でき、 病院の経営分析に役立つなどのメリットがあるという。
大道副会長は 「日本の医療制度の歴史を振り返りながら、 これから必要となることを一緒に考えていきたい」 と、 終戦後、 時代の流れとともに医療法など、 さまざまな制度が改正されてきたことに触れ、 同システムの必要性などを語った。
総会では役員改選が行われた。 任期は2年。 新役員は次の皆さん。
【会長】成川守彦 (医療法人千徳会桜ヶ丘病院)
【副会長】山本好信 (医療法人曙会和歌浦中央病院) ▽橋本忠美 (医療法人橋本病院) ▽百井亨 (日赤和歌山医療センター) ▽山田陽一 (海南市民病院) ▽寺下俊雄 (医療法人進正会寺下病院)