6日「金星の日面通過」 和歌山市駅前で観望会
県内で282年ぶりの「金環日食」に続いて6日、太陽の前を金星が横切ってシルエットを見せる「金星の日(太陽)面通過」が観測できる。
今世紀最後で次回は105年後という珍しい天体現象。紀美野町のみさと天文台は同日午前7時10分から9時半まで和歌山市西蔵前の南海和歌山市駅前で出張観望会を開く。
みさと天文台などによると、全国的に位置や時間はほぼ同じ。太陽、金星、地球が一直線に並ぶことで、太陽の表面に黒く丸いホクロのような点が見える。
和歌山では午前7時9分から午後1時48分まで7時間弱のゆっくりした天体ショー。次回は2117年という。
通過は天候に恵まれなくても雲の切れ間から観測できるが、太陽を直接見るのは危険。みさと天文台では「日食眼鏡がそのまま使えます。一生に一度のチャンス。ぜひ観察してみてください」と呼び掛けている。
観望会の内容や詳しい問い合わせは同天文台(℡073・498・0305)へ。