西和佐地区で田植え体験

 田植えのシーズンを迎えた和歌山市西和佐地区の田んぼで3日、 稲作体験会が開かれ、 5家族13人が田植えを楽しんだ。

 食料の大切さや地元の農業について学んでもらおうと、 「農業の産直市場・みのり」 が企画。 参加者は地元農家の栗山滋男さん(60)に指導を受けながら、 はだしで田んぼに入り、 4、 5本の苗を3本指で押さえ丁寧に植えていった。 ぬかるみに足を取られながらも、 等間隔に印付けされたひもを頼りに植えた。 昼食には、 昨年収穫した米で作ったおにぎりを味わった。

 昨年に続き家族3人で参加した西和佐小学校2年生の横田大晃君(7)は 「田んぼの中は冷たくて気持ちいい」 と笑顔。 「おいしいお米に育ってほしい」 と話していた。

 実った米は、 9月初旬に収穫する予定という。