水の事故減らせ 和歌山県警など啓発

 海水浴シーズンを前に県警などは5日、和歌山市松江のメッサオークワガーデンパーク和歌山店で啓発活動を行い、買い物客らに水難事故防止を呼び掛けた。

 県警、行政、関係団体の約150人が参加。県水上安全協会の林信孝専務理事が「悲惨な水の事故を減らすため、啓発に努めます」と宣誓した。会場の上空には航空隊ヘリ「きのくに」も登場し、「ルールとマナーを守り楽しく遊びましょう」とマイク広報を実施。警察音楽隊の演奏に続いて、青パトが危険箇所の調査に出発した。その後、参加者は啓発グッズを配った。

 参加した湊地区地域安全推進員会の竹田寛会長(72)は「水難事故をなくすにはどうすればいいか考えて活動につなげたい」と話していた。

 県内の年間の水難事故は6~8月の夏場に集中し、全体の73%を占めるという。昨年の水難事故死亡者は過去10年で最多タイの26人、ことしは4月末現在で5人となっている。