中学生2人が健闘 レスリング全国大会
県立和歌山北高校レスリング部の練習に参加している2人の中学生が全国大会で健闘した。 沼尻直杯第38回全国中学生レスリング選手権大会がこのほど、 茨城県水戸市で開かれ、 湯浅町立湯浅中学校3年生の吉田隆起君(15)が男子66㌔級で準優勝、 和歌山市立東中学校2年生の三輪優翔君(13)が同59㌔級で3位に輝いた。
吉田君は前回大会で3位。 今大会では圧倒的な力の差を見せ付け、 決勝戦まで駒を進めた。
決勝の相手は前回大会で敗戦した山崎弥十朗君(埼玉県)。 前回は足すら触れられなかった相手だが、 第1ピリオドを延長の末に先取した。 第2ピリオドも一進一退の攻防を展開すると、 投げ技に持ち込んでポイントを奪った。 だがその際に技を返されフォール負けを喫した。
全国大会の大舞台で準優勝を飾った吉田君だが決して満足していないといい、 「最後の詰めが甘い。 けど1年間で力は付いたと思う。 攻撃パターンを増やして次こそリベンジしたい」 と話した。
三輪君も前回大会は3位、 今大会も 「優勝する意気込みで挑んだ」 という言葉通り順調に勝ち上がり、 準決勝まで進んだ。
相手は中村剛士君 (同)。 三輪君は試合序盤から動きが硬くなり、 足が止まってしまったところを攻め立てられると第1ピリオドを落とした。 第2ピリオドはリードを奪うも終盤にミスをし、 2―0で敗れた。
三輪君は 「ミスが多くて課題の残った試合だった。 練習を積んで7月の近畿大会では優勝したい」 と意気込んだ。