和歌山市ゴルフ協会が設立記念競技会

 WGA和歌山市ゴルフ協会(酒田節朗会長)の設立記念市民ゴルフ競技会が21日、下三毛の小倉カントリー倶楽部で開かれ、男子は市内湯屋谷の増田功さん(71)、女子は紀の川市貴志川町の野村ツヤ子さん(59)が初代チャンピオンに輝いた。男女合わせて50組200人が参加。時折強く降るあいにくの雨のため、競技はハーフの9ホールに短縮されたが、起伏に富んだコースに挑み、天候という自然を相手に参加者らは、スコアメークに努めた。

 3年後に開催される「紀の国わかやま国体」へ機運を高め、国民的スポーツとして親しまれてきたゴルフを通し、幅広いスポーツ振興を図る目的で、ことし2月に市ゴルフ協会が誕生。今回が第1回のメモリアル競技会で、競技は9ホールのダブルペリア方式で行われた。

 優勝争いは僅差の大接戦が繰り広げられ、男子優勝の増田さんはグロス43、ハンディキャップ8・4のネット34・6とし、2位に0・4打差、女子を制した野村さんはグロス45、ハンディキャップ9・6のネット35・4で2位にわずか0・2打差だった。

 優勝トロフィーを手に増田さんは「この状況(悪天候)の中で優勝できるとは思っていなかったので、第1回のチャンピオンというのは本当にうれしい。これからも2回、3回と頑張る」。野村さんは「優勝は運がよかった。1番でバーディーがとれ、気分よく回れた。雨なので2クラブぐらい大きめのクラブで対応したのも、いい結果につながったと思う」とほほ笑んだ。

 酒田会長は「雨の中、参加していただいた皆さんにご迷惑を掛けたところもあったと思う。反省と今回の教訓踏まえ、これからも愛される協会を目指したい。みなさん一人ひとりが会員であり、われわれを育ててほしい。一緒にゴルフを通してスポーツを楽しもう」と締めくくった。

 各上位成績は次の通り(敬称略)。

 【男子】②岩橋正道G47H12・0N35・0③波田雅秀G47H12・0N35・0④川嶋清G52H16・8N35・2⑤山本修G39H3・6N35・4⑥大塚泰造G45H9・6N35・4⑦太田勝士G45H9・6N35・4⑧松原潤G44H8・4N35・6⑨金川文昭G50H14・4N35・6⑩井上正義G43H7・2N35・8
 ※ベスグロ=山本修39

 【女子】②山東麻里子G50H14・4N35・6③山﨑由紀子G53H16・8N36・2④佐々木里美G45H8・4N36・6⑤中谷理子G51H14・4N36・6⑥吉川嘉津子G49H12・0N37・0⑦谷本三代子G49H12・0N37・0⑧森光子G45H7・2N37・8⑨石田香絵G44H6・0N38・0⑩岡本千賀子G58H20・0N38・0※ベスグロ=石田香絵44