和歌山県内議員は1人棄権 消費増税法案の衆院可決
消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が26日、 衆議院本会議で民主、 自民、 公明3党などの賛成多数で可決されたが、 民主党から大量の造反者が出た。 小沢一郎元代表ら57人が反対票を投じ、 16人が欠席・棄権。 県内では玉置公良議員(比例近畿)が棄権した。
他の県関係議員の同法案への対応は、 民主の岸本周平(和歌山1区)、 阪口直人(同2区)、 自民の二階俊博(同3区)、 石田真敏(比例近畿)、 公明の西博義(同)各氏がいずれも3党合意に基づいて賛成した。
玉置議員は法案採決を棄権した理由について、 「マニフェストになかった消費税増税だけを実施するという手順に納得がいかない」 などと説明している。
同法案に反対した各党からは 「民意も公約も踏みにじった暴挙」 (共産党県委員会)など、 3党への厳しい批判の声が出ている。
同法案は参議院に送られたが、 民主の造反者への対応をめぐり、 審議入りは不透明な情勢。 自民、 公明両党からは 「ケジメが着かない限り、 参議院で審議入りしても意味がありませんね」 (世耕弘成自民党幹事長代理のツイッター)など、 民主に造反者の厳正な処分を求める発言が相次いでいる。