四箇郷が2冠 小学生ドッジ和歌山県大会
第4回アズマハウスカップ・第22回夏の全国小学生ドッジボール選手権県大会が1日、和歌山市中之島の県立体育館で開かれ、四箇郷がD1、ジュニアの両部門を制し2冠を達成した。2年ぶり2回目の優勝を決めたD1は、8月12日に大阪・舞洲アリーナで開催される全日本選手権に県代表として出場。ジュニアは2連覇を飾った。女子のD1G部門は紀らら☆エンジェルス(かつらぎ町)が1位。和歌山市勢では名草ルーキーズ響と轟がD1、ジュニアでともに準優勝だった。
大会はD1、D1Gと3年生以下のジュニアの3部門合わせて27チームが参加。予選リーグ、決勝トーナメントで白熱した試合が繰り広げられた。
D1部門は16チームが激突。4つのリーグの上位2チームずつが決勝トーナメントに進出した。予選リーグを3連勝した四箇郷は、決勝トーナメント1回戦でエンジョイ! ドッジ(和歌山市)に11―1で圧勝。準決勝では3点差で前回の優勝チーム岩出ガメラーズSP(岩出市)を破り、唯一3セットマッチで行われた決勝は、名草ルーキーズ響と対戦。第1セットを9―6で奪い、第2セットに入っても四箇郷が攻守にわたって優位に展開、11―3で圧倒した。
四箇郷の西本監督は「選手たちが、本当によく頑張ってくれた。2年ぶりの全国大会になるが、6年生には悔いのない夏にしてほしい」とし、朝間主将は「きょうの大会は、昼休みからみんなの調子が良くなり、後半は絶好調だった。優勝できてうれしい。全国はまず決勝トーナメント進出を目指す」と力強く話した。
8チームが参加したジュニアも、予選リーグ、決勝トーナメントが行われ、四箇郷は予選と準決勝までの4試合を全て完封というパワーで決勝に進出。決勝では名草ルーキーズ轟を2点差で下し、2年連続の栄冠をつかんだ。
四箇郷ジュニアの久保監督は「試合は、子どもたちの自主性に任せたが、自分たちで考えよく戦ってくれた」と祝福。石川主将は「みんなで楽しく試合ができた。次の目標は全試合で相手をゼロに抑えたい」と意欲を見せた。