和歌山市と済州市 姉妹提携25周年で記念式典

 和歌山市と韓国・済州市の姉妹都市提携からことしで25周年を迎えるのを記念し、済州市の金相五(キム・サンオ)市長、康才業(カン・チェオプ)済州道韓日親善協会会長はじめ8人の訪問団が7月30日、和歌山市を訪れた。ホテルグランヴィア和歌山で記念式典が行われ、両市の友好関係を確認する盟約書の調印などが行われた。

 両市は昭和62年11月12日に姉妹都市提携し、行政、文化、スポーツ、教育など多方面で交流。「済州島マラソン大会」と「和歌浦ベイマラソンwithジャズ」への相互の市民ランナー派遣など、継続して行われている事業も多い。

 済州市一行は和歌山市役所を訪問し、大橋建一市長らの歓迎を受けた。記念式典は午後6時半から夕食を交えて行われ、和歌山市側からは大橋市長や野嶋広子市議会副議長ら約40人が出席した。

 金市長は「これからも厚い友情と信頼を元に、交流の活性化を願っている」とあいさつ。大橋市長は両市の親善交流を次の世代につなぐ重要性を強調し、8月下旬には自身をはじめ和歌山市の代表団が済州市を訪問することを伝えた。

 両市長は「着実に育ってきたわれわれの姉妹都市交流を、両市市民が共に協力し、世界中で最も素晴らしい姉妹都市とするため、両市を代表して誓うものであります」との内容の盟約書に調印し、今後の友好の継続と発展を確認した。

 済州市は、韓国本土の西南海上にある済州島北部の都市。人口約43万人。豊かな自然景観を持つ観光都市で、済州島はスイスのニューセブンワンダーズ財団による「新・世界七不思議自然版」に選定されている。