ロボコン全国大会出場 向陽高
7月末に大阪府で開かれた中高生のロボットコンテスト「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)Japan2012」(NPO法人WROjapan主催)関西大会で、和歌山市太田の県立向陽高校物理部が2年連続で優勝を飾った。国際大会への出場を目指し、同部は来月23日、全国大会に挑む。前回は全国7位と涙をのんだ同部は「また全国へ出られる。ことしこそは世界へ行きたい」と意気込んでいる。
全国大会へ出場するメンバーは、 2年生で同部部長、 プログラム担当の拝生拓君 (17)、 同じく2年生でロボット本体のハード担当の増田恵也君 (17)、 1年生で研修中の豊吉恒介君 (15)の3人。 チーム名は 「リバース」。
同大会は毎年競技内容が変わり、 今大会では、 自作した自律型ロボットに自分たちでプログラムを組み込んで、 競技フィールド (縦122㌢×横244㌢) 内に配置された木製の四角柱に、 穴の空いた4色のブロックをはめる正確さと速さを競う。
リバースのロボットは、 持ち手が直下時にブロックを挟み、 そのまま四角柱に入れて抜くことができる。 無駄な時間を大幅にカットした結果、 制限時間2分間で、 2位と30秒以上の差をつけて圧勝した。
シンプルでトラブルにも対処しやすい構造のロボットを作った増田君は 「正確さと速さの両方を兼ね備えたこのロボットなら絶対勝てる」 と自信たっぷり。 豊吉君は 「先輩のひたむきさや一生懸命さを見習っていきたい」 と勉強熱心だ。
国際大会は11月9~11日、 マレーシアで開かれる。