平和への祈りささげ ユネスコが打鐘会
和歌山ユネスコ協会(芝本和己会長)は終戦記念日の15日、「平和の鐘打鐘会」を和歌山市吹上の岡山の時鐘堂をはじめ市内と海南市、紀美野町の寺院など31カ所で行い、戦没者の追悼と平和への祈りをささげた。
同協会は8月15日を「争いなき日」と定め、昭和23年の設立当初から打鐘会を行い、ことしで65回目。今回は全会場で合わせて約1150人が参加した。
岡山の時鐘堂では、芝本会長が「平和は人々が努力しなければ得られない。戦争で亡くなられた皆さんへの祈りを込めて鐘を突きたい」とあいさつし、正午から1分間の黙とうの後、参加者が一人ずつ鐘を打った。
埼玉県川口市から観光で和歌山市を訪れ、参加した森健司さん(34)、由美さん(36)夫妻は「平和を願って打たせてもらいました」「貴重な機会に出合うことができました」と話していた。