和歌山は「あゆとあまごの一夜干し」 キリンキャンペ
キリンビール㈱は9月10日から、食を通して日本の元気を応援する、全国47都道府県の うまいもの をプレゼントするキャンペーン「選ぼう ニッポンのうまい! 2012」を全国で展開する。県からは、昨年9月の台風12号で甚大な被害を受けた日高川漁協の復興と事業再開を象徴する「あゆとあまごの一夜干し」が選ばれた。10月31日まで。
キリンビールマーケティング㈱和歌山支社(伊村正明支社長)では28日、和歌山市のWajima十番丁ビルでキャンペーンの発表・試食会を開き、関係者らにPRした。
同社常務執行役員近畿圏統括本部の真柳亮本部長は「和歌山のおいしいものを全国の皆さんに味わってもらいたい。自信を持って発信していく」とあいさつ。仁坂吉伸知事は「(あゆとあまごの一夜干しには)懸命の努力で早期に復興再開した物語がある。まずは、キリンビールと一緒に多くの人に召し上がってもらいたい」とPRした。
その後、一夜干しを使った料理の試食会が開かれ、本紙連載でもおなじみのスターフードジャパン㈱の代表取締役で、フードアナリストの新古祐子さんが「鮎のスパニッシュサンド」やあまごの酢の物など4品を紹介。キリンの飲料とともに参加者らに振る舞われた。日高川町の玉置俊久町長は「選ばれたことは本当にありがたい。われわれとしても励みになる」と喜びを語っていた。
同キャンペーンは、キリンビール㈱のビールなどの対象商品に添付されている応募券(1口6枚)を集め、応募することで抽選で4万7000人に全国の名産品一品とビールが当たる企画。今回7回目になる。対象商品の1本につき1円が、東北の農業、水産業の復興支援策に活用される。詳しくは同社ホームページ(http://www.kirin.co.jp/umai/)。