那賀高校 全国パソコン大会で3連覇
第26回全国パソコン技能競技大会がこのほど、 愛知県の名古屋学院大学で開かれ、 県立那賀高校(岩出市)情報部が個人・団体ともに優勝を飾り、 大会3連覇の快挙を成し遂げた。 個人優勝の田邊博也部長(17)は愛知県教育委員会賞を受賞し、 団体優勝の同校には文部科学大臣賞が贈られた。
大会は4競技があり、 同校は 「日本語ワープロ」 に出場。 全国の商業・情報技術高校など16の強豪校から86人が同競技に参加した。
同競技は与えられた文書作成問題(手書き問題)の文面をビジネス文章の規定に従い、 各自で持ち込んだコンピューターを使って配置するもの。 文面の正確さと作業を終えるまでの時間で競い、 計200点(文書・時間各100点)の合計得点で争った。
同校は大会に臨むに当たり、 ツールバーの配置や単語登録、 ショートカットキーのアレンジなど工夫を凝らし、 時間短縮に努めた。
部員は3連覇の重圧で緊張気味だったが、 田邊部長が178点、 湯川誠人君(18)が172点を獲得し個人の部で1、 2位に輝いた。 各校上位3人の合計得点で争う団体の部は高田翔平君(17)の156点を合わせた計506点を獲得。 準優勝の大分県立情報科学高校を2点差で上回り、 優勝した。
田邊部長は 「昨年は個人2位だったので、 リベンジできてよかった。 個人・団体ともに3連覇できてうれしい」。 湯川君は 「部長に続いての2位でうれしかった。 団体優勝は日頃の練習量と3人が切磋琢磨して取り組んだ結果が結び付いた」と振り返った。 高田君は 「個人は悔やまれる部分があったけど団体で優勝できてすごくうれしかった」と話していた。
参加した同校情報部は次の皆さん。
顧問=北浦英樹▽田邊博也、高田翔平、湯川誠人、鬼束崇寛、加藤丈博、榎本照久、白山弘平、庄司世良、吉村健