岩出ホークス逆転V 近畿少年軟式野球大会
BBMCUP・第36回近畿少年軟式野球大会が、 このほど京都府宇治市の太陽が丘第1球場を主会場に開かれ、 学童の部で岩出ホークスが初優勝を飾った。 矢倉ブルースター(滋賀)との決勝は、 初回に3点を先制される苦しい立ち上がりとなったが、 その裏、 木下の2点本塁打で反撃の口火を切ると、 3回には金田のスクイズで勝ち越し。 5回には根来、 金田、 安川の長短3連打でリードを広げ7―4の逆転で栄冠を手にした。
◇1回戦
岩出ホークス
00002103
10000102
天理小コスモ
◇2回戦
岩出ホークス
20400118
00420107
坂田サンダース
◇準決勝
緑が丘スターズ
000000
10137
岩出ホークス
(5回コールド)
◇決勝
矢倉ブルースター
31000004
203020×7
岩出ホークス
1、 2回戦は1点差の接戦を勝ち抜き、 準決勝では緑が丘スターズ(兵庫)を7―0の5回コールドで破り、 勢いに乗る岩出ホークスは、 決勝で矢倉ブルースターと対戦した。
開始早々、 6安打を浴び3点を献上した岩出だが、 その裏すかさず2死3塁から主砲木下の右越え2点本塁打が飛び出し、 挽回のムードを高めた。
2回も相手に1点を与え、 2点差で迎えた3回、 先頭の前田が左中間に運び、 中野の左前打で無死1、 2塁とした。 打撃好調の木下が中前へ2点適時打を放ち同点に追いつき、 なおも1死3塁から金田が投前にスクイズを決め逆転に成功した。
5回には根来、 金田の連打で無死1、 2塁の好機をつくると、 準決勝で代打2点本塁打を決めた安川が代打で登場。 谷監督の起用にこたえた安川の豪快な中越え3塁打で2点を加え、 矢倉を突き放した。
守っては中盤立ち直った先発の中野を、 5回から木下が救援。 終盤の3イニングを毎回奪三振の力強い投球で、 3点差を守り矢倉打線を圧倒した。
県勢では、 平成14年(第26回大会)の初島以来10年ぶり、 岩出市勢では初の優勝旗を持ち帰った。 岩出・谷監督は 「1、 2回戦の接戦を勝ったことで、 選手たちの優勝したいという気持ちが高まった。 守りでリズムをつくり、 チャンスをいかす攻撃パターンのチーム本来の野球ができたのが優勝につながった」 とした。 中野主将は 「仲間の力で逆転優勝できた。 うれしい」 と述べ、 投打に活躍した木下選手は 「チャンスに打席が回ってきて、 ここで打てば、 チームの勝利とヒーローになれると思った」 と熱戦を振り返った。
《岩出ホークス》代表=楠本泰宣▽監督=谷政幸▽主将=中野奨大▽選手=池田亘佑、 前田純平、 木下千裕、 根来仁、 金田陽喜、 安川愛哉、 桜谷雄大、 長尾峻輔、 長広泰世、 堀内拓夢、 宇治田龍杜、 村上皓晟