近畿の青年経営者260人、和歌山で結束固める
全国中小企業の経営者らでつくる 「中小企業家同友会」 の近畿圏青年部合同例会が1日、 和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、 約260人が会員同士の結束を強め、 会のさらなる発展を誓った。 和歌山県の青年部は昨年6月に発足し、 同例会の和歌山での開催は今回が初めて。
席上、 紀の川市粉河で農機具と福祉用品を販売する㈱おかい商店の取締役部長岡井良樹さん(35)が講演。 新事業参入の難しさ、 両親・従業員とのあつれきなどを経験しながら、 地域密着型を念頭に福祉用具では地域シェアナンバーワンにまで成長させた成功談を熱く語った。
「存在価値」 をテーマに、 自社の取り組みなどを意見交換する参加者全員でのグループ討論では、 「顧客の想像以上のものを提供できるように心掛けている」 「社員や顧客との信頼関係を築くには、 柔軟性や素直さが大事」 「相手に興味を持つことで、 気持ちが近くなり信頼関係が築ける」 などと議論を深めていた。
グループ発表では 「自社の存在価値を高めるためには、 従業員の満足度を上げること」 「会社全体でモチベーションを高める工夫が大切」 「地域になくてはならない存在だと思ってもらえることが大事」 など、 各グループでまとめた意見が紹介された。
その後の懇親会では食事をしながら絆を強め、 レクリエーションでは府県対抗のゲームが行われ、 かき氷の早食いなどで盛り上がった。