STARSが3年ぶり優勝 紀州フレンド杯バレー

 本紙が後援する小学生女子バレーボールの第8回紀州フレンド杯大会(宮崎功大会長)が2日、海南市の東海南中学校体育館を主会場に開かれ、1部決勝では、地元のSTARSが上名手をセットカウント2―0で破り3年ぶり3回目の優勝を飾った。予選から1セットも失わず決勝に進出したSTARSは、西村、硯、田中を軸に多彩な攻撃で得点を重ね、粘る上名手を振り切り快勝した。2部は和佐、3部は紀和ティンカーベルズが制した。

 ◇1部決勝
STARS2(21―12、21―15)0上名手

 前回は紀伊半島に甚大な被害をもたらした台風12号の影響から中止となり、2年ぶりの大会となった今回は、伊都から西牟婁地方までの23チームが参加。予選リーグ、順位別の決勝トーナメントで、選手たちのファインプレーが続出した。

 予選1位の8チームが激突した1部決勝は、STARSと上名手が顔を合わせた。上名手は6年生の谷本と居垣が積極的な攻撃を見せ、中盤でリードするSTARSに12―14と2点差まで迫ったが、STARSはここから西村のスピードを生かしたスパイク、泉のサービスエースなどで7点を連取して第1セットを奪った。

 第2セットは上名手が序盤をリード。中山のサーブが決まり9―7としたが、STARSも森本のサービスエースなどで追い付くと、田中、西村の力強いスパイクで一気に勝ち越し18―12とリードを広げた。終盤、上名手も谷本の連打で反撃したが、STARSも隅田、泉のレシーブ陣が奮起、21―15で振り切り、全試合ストレート勝ちの完全優勝を達成した。

 STARSの西村監督は「この大会は3年ぶりの優勝になるが、ここから県大会予選、全国スポ少予選を視野に頑張りたい」と意欲を見せた。優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。

 《STARS》監督=西村崇司▽主将=森本真佳▽選手=西村美海、硯実紅、鯨優奈、泉榛香、隅田萌美、田中利奈

 《上名手》監督=中山桂子▽主将=谷本花織▽選手=居垣寧桜、中山楓子、岡本陽奈、宇野亜美、高橋未夢、中山薫、山中賀恵、土田真規子、谷本皐月

 【試合結果】
 《1部》1回戦=上名手2(21―13、14―21、15―11)1吉備▽亀川2(21―12、21―15)0浜宮▽STARS2(21―9、21―12)0巽▽金屋2(21―19、21―4)0北野上◇準決勝=上名手2(21―11、21―13)0亀川▽STARS2(21―12、21―11)0金屋

 《2部》1回戦=和佐2(21―11、21―13)0名田ソレイユ▽直川2(21―9、21―10)0美浜ひまわり▽和歌浦2(14―21、21―15、15―14)1田辺NVC▽安原2(21―9、21―13)0美里◇準決勝=和佐2(21―17、19―21、15―9)1直川▽安原2(21―17、21―9)0和歌浦◇決勝=和佐2(21―15、21―10)0安原

 《3部》1回戦=あら川2(21―20、13―21、15―12)1宮▽日方2(21―20、21―13)0田中▽貴志川2(21―19、16―21、15―5)1池田◇2回戦=日方2(21―11、21―14)0あら川▽紀和ティンカーベルズ2(20―21、21―18、15―4)1貴志川◇決勝=紀和ティンカーベルズ2(20―22、21―13、15―10)1日方