池坊550年祭 華やかに和歌山県支部展

 池坊県支部(森本逸子支部長)主催のいけばな展「550年から輝け未来へ」が9日まで、和歌山市の和歌の浦アート・キューブで開かれている。

 聖徳太子の時代に始まったとされる「池坊」が、文献に登場しことし550年になるのを祝い、全国で開かれている記念企画の一環。いけばなの原点「立て花」から、古典立花、45世現家元専永氏が始めた「生花新風体」など長い歴史を物語る約80作品が展示されている。

 延與久美子最高顧問(67)と森本支部長(69)は「歴史的なときに巡り合えたことに感謝し、心一つに取り組んでまいりました。ご高覧いただければ」と話している。入場無料。午前10時から午後5時。