「ビオトープの森」完成 西和佐小

 和歌山市栗栖の市立西和佐小学校(内田敏夫校長)の中庭に、「ビオトープの森」が完成した。同校は本年度、国土緑化推進機構の学校環境緑化事業「緑と水の森林ファンド」のモデル校に選ばれており、その事業の一環で整備した。

 同事業は、全国のローソン店頭で募っている森林整備や学校緑化のための募金「ローソン緑の募金」と、同社本部からの寄付金を活用している。本年度はモデル校に全国53校、県からは同校と紀美野町立野上小学校の2校が選ばれた。

 このほどビオトープの森の完成を祝って同校で式典があり、6年生と関係者ら63人が出席。内田校長は「食物や生物の連鎖などから命の大切さを学んでもらえたら」、児童を代表して6年A組の安藤光祐君が「ビオトープがあると楽しみが増える。みんなで大切にして、花や生き物でいっぱいにしたい」と話した。

 その後、ローソン和歌山栗栖店の鈴木大蔵店長と6年B組の石本梨亜羅さんでサルスベリの木を植樹した。

 今後は和歌山ヤクルト販売㈱の協力で、ヤクルトの容器約1万2000個を利用して池の水の浄化に取り組む。