森田さんネイルアートで優秀賞 近畿大会

 理容師や美容師を目指す学生が技術を競う 「第4回全国理容美容学生技術大会・近畿地区大会」 の美容部門ネイルアート種目で、 和歌山高等美容学校の森田綾香さん (20) が優秀賞に輝いた。 11月18日に千葉ポートアリーナ (千葉県) で開かれる全国大会に出場する。 森田さんは 「自分が思い描くイメージを最大限に出したい。 頑張るしかない」 と意気込んでいる。

 大会は7月に京都府で開かれ、 近畿の17校が参加。 同校からは15人が出場し、 カットやネイルアートなど9種目で腕を競った。

 ネイルアートは 「ときめき」 をテーマに、 アクリル絵の具などを使って5枚ネイルチップに作品を完成させる。 制限時間は40分。 森田さんは、 自分とは違う世界に憧れを持つ2人の女性を朝と夜で表現、 白をベースに青の月とオレンジの太陽などを描き、 ロマンチックに仕上げた。

 森田さんは 「ベースの白は、 いろいろな色を試して栄える色にした。 ひらめきで描いたデザイン。 賞をもらったときは信じられなかった。 次に向けて練習に励みたい」 と笑顔を見せる。

 同校によると、 森田さんは普段は大人しく温厚なイメージが強いが、 大胆な色使いで教員らを驚かすことも多いという。 亀井都紀子校長 (62) は 「伸び伸びとアットホームな中から生まれたパワー。 さらに技術を磨き、 いい美容師に育ってほしい」 と話している。

 他、 同校の入賞者は次の皆さん。

 【美容部門】カット種目・敢闘賞=福地慶子 (20)、 東佑也 (20) 【ヘアデザイン画部門】敢闘賞=横田利香 (18)