台風17号被害5億7000万円に 和歌山県内の農林水産業
県は11日、9月30日の台風17号による県内農林水産業被害の確定値を発表。被害総額は2日のまとめより1億7000万円以上膨らみ、5億8097万円となった。柿の被害の増加が主な原因。
農業では、柿の被害が932・1㌶、5億608万円に上り、かつらぎ町(2億7986万円)と橋本市(2億868万円)の被害額が特に大きい。
本紙エリアの被害は、紀の川市でキウイフルーツが420万円、イチジクが831万円、花卉(かき)が206万円。和歌山市の野菜が104万円など。
農業施設の被害は印南町、有田市、紀の川市、和歌山市など244件、3625万円に上った。
水産業は、田辺市や那智勝浦町、串本町などで荷さばき施設や漁協の事務所、漁船などの損壊をはじめ13件、計1008万円だった。