向陽高 来月、ロボットの国際大会出場
ロボットのプログラム技術などを競い合う「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)Japan 2012 決勝大会」(9月23日、東京都)高校生部門で、和歌山市太田の県立向陽高校(川恒弘校長)物理部が初めて準優勝した。11月9日からマレーシアで開かれる「WRO 2012 国際大会」に、日本代表として出場する。
チーム名は「Reverse(リバース)」。メンバーは、リーダーでプログラム担当の拝生拓部長(2年)、ハード担当の増田恵也君(同)、ハード補佐担当の豊吉恒介君(1年)の3人。使用したロボットは、作業の正確さを重視して作ったという「しゃべるんかい」。
競技内容は、プログラム通りに動く「自律型ロボット」で、設定されたコースの課題をクリアしていくというもの。競技当日にロボットを組み立て、サプライズルール(ルールの追加変更)が発表される。同部は「カラーキャリーロボ」という4色の運搬物体を認識し、指定されたポールに運搬物体をはめる正確さと速さを競った。
国際大会への出場が決まり、拝生部長は「国際大会でも落ち着いて冷静に臨みたい」、豊吉君は「先輩と行く最後の大会。もう1回みんなで喜びたい」、増田君は「優勝したい。そのために正確さとスピードの向上を目指す」と、意気込んでいる。