第66回県展スタート ビッグ愛と美術館で

 第66回県美術展覧会 (県展) が24日、 和歌山市吹上の県立近代美術館と同市手平の和歌山ビッグ愛で始まった。 ことしは洋画、 日本画、 書、 写真、 工芸、 彫塑、 華道の7部門に422人から501点の応募があり、 最優秀と優秀、 佳作、 入選の計276点が選ばれた。 県美術界を担う県展育ちの作家作品を紹介する 「マスターズ・オブ・アート和歌山」 と合わせ、 11月4日まで2期に分けて展示される。

 初日は美術館で開会式とテープカットが行われた。

 主催者代表として県の野田寛芳企画部長が 「県展は制作する人にとっては良き目標であり、 制作しない人には素晴らしい作品にふれるいい機会です。 県の文化振興をさらに進めていきたい」 とあいさつ。

 共催者を代表し県美術家協会の清水達三会長が 「皆さま方のおかげで素晴らしい県展になっています」 と感謝の言葉を述べた。

 美術館では28日まで 「日本画・書・工芸」 が、 31日からは 「洋画・写真・彫塑」 が展示される。 ビッグ愛では 「華道」(28日まで) とマスターズ作品が展示される。