新報賞の小川さんら表彰 和歌山弁俳句・川柳大会

 「第23回和歌山弁俳句・川柳大会」 (和歌山新報社主催)の表彰式が14日、 和歌山市福町の本社会議室で行われ、 新報賞に輝いた小川史佳さん(粉河高1年)ら6人に津村尚志会長から表彰状と副賞が贈られた。

 津村会長は 「ことしは久しぶりに新報賞が出た。 本社が20周年という節目の年に、 いつもより受賞者が多くなり、 若い人にも定着してきている。 さらに、 いい作品を作っていってほしい」 とあいさつ。 選考会の髙昌宣さんが 「時代の変化か、 子どもの感覚が素晴らしく、 中間世代が伸び悩んでいる。 今後もいい感覚を持って作品を作り出してもらいたい」、 和歌山信愛短大の三浦雅樹准教授が 「この試みをしぼませることなく、 周りの人にも広く投稿を呼び掛けてほしい」 と激励した。

 小川さんは作品 「いってくら桜並木にランドセル」 について、 「小学2年生の弟の、 1年生だった時のランドセル姿を作品で表現した」 と説明。 津村会長は 「光景が目に浮かぶ」、 髙さんは 「素直な気持ちが出ている作品だった」 と話していた。