馬券売場設置に反対 本町小育友会が署名提出
和歌山市米屋町の「ぶらくり丁ブリスビル」に地方競馬の場外馬券売場設置が計画されている問題で、 同ビルを校区に抱える市立本町小学校育友会 (北山純会長) は3日、 設置に賛同しないよう求める要望書と1410人の署名を大橋建一市長宛てに提出した。
要望書では、 馬券売場設置による教育環境の悪化や通学中の児童の安全面に不安があると表明。 青少年の健全育成のための環境を整える観点から 「ギャンブル設置は、 残念ながら正反対の方向性であると言わざるを得ない」 と指摘し、 設置に反対している。
同会は昨年の2回とことし10月の3回にわたって設置反対の要望活動を市に行っている。 署名活動は今回が初めてで、 児童の保護者や本町地区の住民を中心に市民から集めた。
この日は北山会長ら役員5人が市役所を訪れ、 豊田勝彦政策推進部長に要望書を提出。 北山会長は 「この地区に生まれ、 育って良かったと皆が思える街づくりを切に望みます」 と訴えた。