共産・市田書記局長が来県 衆院選

 共産党の市田忠義書記局長は6日午後、 和歌山市のJR和歌山駅前で街頭演説し、 衆院選和歌山1区での公認候補の勝利と同党への支持拡大を訴えた。

 市田書記局長は、 社会保障について、 富裕層の優遇税制や法人税減税の中止、 在日米軍への 「おもいやり予算」 の削減などで財源を確保するとし、 「消費税に頼らない別の道がある」 と主張。 TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加反対、 即時原発ゼロを訴え、 「皆さんの一票が必ず生きるのは共産党」 と述べた。

 集まった約600人(主催者発表)の支持者からは 「その通り」 「頑張れ」 などの声が上がった。

 県内最大の激戦区となっている1区には、 公示前の1日に日本維新の会の松井一郎幹事長、 5日に民主党の野田佳彦首相、 6日午前に自民党の安倍晋三総裁が訪れた。 市田書記局長の来県で、 公認候補を立てた全政党の幹部が駆け付けたことになり、 戦いは激しさを増している。