21日「とれたて広場」リニューアルオープン
JAながみね(次本圭吾組合長)が海南市重根の農産物直売所 「ファーマーズマーケット 『とれたて広場』」 で行っている増改築工事は近く完了し、 21日にリニューアルオープンする。 農業を通じた地域活性化へ消費者、 生産者、 住民がふれあい、 楽しめる屋根付きイベント広場(ホール)を新築。 21日から23日までオープニングイベントを開催する。
店舗の正面(東側)に約100平方㍍のホールを整備。 季節の果実販売特設ブース、 花などの販売コーナー、 各種イベントの開催に利用していく。 ホールを囲むように階段と2階に屋根付き、 オープン合わせて約50平方㍍のテラスを設置。 併設する飲食コーナーで購入した軽食類を楽しめるようにする。
工事は9月5日にスタート。 通常営業と同時並行で進めてきた。 増改築に合わせて店舗東、 西両側に駐車場を拡張。 現在、 仕上げの段階に入っており、 順調に進めば完成後の17日から20日までを休店にして店内改装を行うスケジュールになっている。 設計はJA和歌山県農(和歌山市)、 施工は㈱小池組(同)。
とれたて広場は平成18年10月にオープン。 新鮮な農産物に加え、 多彩な加工品の販売が人気を集めている。 売り上げは年々伸びており、 23年度で8億3000万円。 出荷者数は960人となり、 売り場や通路といった店内が手狭になっていた。
リニューアルオープンは21日にセレモニーがあり、 初日は記念日、 22日は子ども、 23日はクリスマスをテーマにイベントを開催。 湯川哲志店長は 「安心、 安全はもちろん新鮮、 掘り出し物の農産物を提供する中で旬や季節を感じてもらいたい。 子どもからお年寄りまで誰でも気軽に遊びに来られる憩いの場にし、 農業を通じた地域の情報発信で、 まちを元気にできるよう頑張ります。 お客さん、 農家、 地域の皆さんが楽しみ、 愛していただける店にしたい」 と話している。