体罰禁止の徹底通知 県、和歌山市教委
大阪市立桜宮高校の男子生徒がバスケットボール部顧問の男性教諭から体罰を受けた後に自殺した問題を受け、 県内では、 県教育委員会が県立学校長に体罰禁止を通達するなどの対応が相次いだ。
県教委の通達は9日付。 体罰は学校教育法で禁止されていると確認した上で、「教職員が体罰を加えることは断じてあってはならず、 指導の徹底を願います」 としている。 県内各市町村教育長にも同様の通知を行った。 和歌山市教委は11日、全85の市立幼稚園・小中高校長に対し、 体罰の禁止と、 子どもへの指導に細心の配慮をすることなどを通知した。
児童生徒への暴力行為では、 昨年12月に県に寄せられた不正行為の通報に、 県立高校教諭が授業や部活動中に生徒に暴力を振るっているとの内容があった。 県教委によると、 同様の通報は3回目で、3回とも調査をしたが、 暴力行為の事実は確認されなかったとしている。