前回上位組と新人がトップ争い 岩出市議選
岩出市議選(定数16)はいよいよ終盤戦に突入。 前回上位組や一部の新人がトップを争う一方、 当確線上はだんご状態とみられている。 27日の投票日まであと2日。 最後の追い込みが当落の鍵を握りそうだ。
立候補者は現職14、 前職1、 新人4の計19人。 定数削減などの影響で前回より当確ラインは上がるとみられ、 支援組織のない無所属新人は苦戦を強いられている。
前回上位の現職は、 これまでの実績と強固な支援組織を武器に有利に選挙戦を進めている。 当選が確実視されていることを理由に、 前回支持を得ていた地元自治会が同地区から出馬した他の候補者に支持候補を乗り換えたが、 陣営は 「さらに気を引き締めて戦い抜く」 と全力投球を誓う。
ある女性現職は地元の自治会を中心に支持を固めて盤石。陣営幹部は 「幅広く支持を得られている。 いい手応え」 と話す。
政党では公明が安定した選挙戦を展開し、 現職3人はほぼ当確圏へ。 共産は 「議会改革」 「第三中学校の建設」 などを訴え、 2議席を死守する勢い。
昨年の市長選で知名度を高めた前職候補者は、 毎朝7時からの辻立ちでさらに有権者にPR。 陣営は 「一日に約200人が手を振り返してくれる」 と効果を実感し、「前回を上回る票を獲得し、 上位当選したい」と息巻く。
新人は地道なあいさつ回りなどで支持拡大を図り、 徐々に当確ラインが見えてきた陣営もある。 最年少候補者の新人は浮動票を取り込もうと、 若い世代を中心に支持を拡大。 陣営内の雰囲気も良く、 関係者は 「選挙が始まり、 応援してくれる人が増えた。 あと一歩で届きそう」 と話す。
23日現在の期日前投票者数は1355人。